息子の何気ない日常の姿が写っている。他人から見ればそうだろう。
公園の滑り台をスルスル下がる姿。
ケーキを頬張り、ハニカミながらこちらを見ている顔。
お雛様の横でポッケに手を入れてつまらなさそうにしている様。
どれもその時々に、この姿を写真にして残したいと思ったわけで、なんかしらの気持ちがある。
私の幼少期の写真は、私が全てアルバムとして実家から持ってきた。うちの親はもう見れない状態。
それを見ながら、私も息子だったことを再認識する。
うちの両親もこんな思いでカメラのシャッターを切っていたんだろう。私はiPhoneだけど。
迷惑かけたなあ。親って大変だな。大事に思ってくれてたな。本当に大切にしてくれてたんだなと。
あと10年から20年、長くて30年くらいしかこの世で一緒できない両親。
大事にするとかではない。なんというんだろ。感謝をすべき。先輩親として交流すべき。