この本に出会えてよかった、と思える本は、
過去数冊ある。
そのリストに載せよう。
元日本マイクロソフトの社長が発達障害だったが、うまいこと生きてこれたことについて書いてある本だ。
彼は、多動性、衝動性と過集中というADHD 特有のの性質を意図せずにうまく利用し、キャリアを形成してきたようだ。
以下この本の良かったところ、感想。
特に、3つ目の斜視について。
発達障害者に視覚認知に異常がある人が多い、ということを知った。
私も斜視がある。右目だけ弱視だった。左目しか使わずに生活している。
この本では
スーザン・バリーという人の本が紹介されており、さっそく読もうと思う。
大人でも立体視を取り戻せる、というものらしい。
立体視を取り戻せたら、見え方を通じて、人生がよくなるかもしれない。
少なくとも頭痛は減りそうだ。
あと、
娘さんの進路についても言及していた。
プライベートを晒すのは勇気がいるだろうに。
また、
著者は、小説は読まない、とも書いてあった。
私もそう。
ストーリーの展開が遅いと我慢できない。
小説を読むときは、端折りながら読む。
文章の美しさを意識したことはない。
最後に。
今の私に足りないのは、何か。
私の特性を正確に理解して、何をしたら過集中になるか、
どの分野が得意なのかを知ること。
自分の特性をよく知るということは、
これは障害の有無に関係なく、仕事や方向性を決めるのに役立つ。
自分のことを客観視してない私はまだお子ちゃまである。
私の過去から得手不得手を探りつつも、この著者のように流れに乗って、結果として客観視できるようになりたい。
つまりは、過去を振り返って、こういうことだったのか、と思いたい。それくらい過集中したい。
そう思った。