こんばんは。
ヨメマスターを目指すベーグルりょうです。
私、学問に対して抵抗感あり、
教養もありません。
歴史、思想、自然科学全般が特に苦手な
私大文系院卒。
修論を書いたものの、博士課程進学のためでなく、
修士課程修了のための浅いもの。
私が大学、大学院でやってきたことは、
教育学、法学です。
浅いレベルです。
でも、こんな私でも、
東京大学出版会のPR誌である『UP』って
結構おもしろい、って思う。
基本的には、東京大学出版会から出る
書籍の紹介です。著者が要約をのせたり、
批評してたり。
5月号もいい。
中でも、「東大ハチ公物語」の不思議
という記事がおもろかった。
一之瀬正樹東京大学人文社会系教授が書いてる。
↓これの紹介記事。
著者は哲学者であり、カントを持ち出して、
自律や他律、エゴ、などの表現があった。
面白かったのは、
殺人病、自己欺瞞、認知バイアス、ヒューリスティックスなどを顧みるとき、人は必ずしも自律的に決断し理性的行動をしているのではなく、なにか他なるものに流されている、他律的な存在であるというのが真相なのではないかと思えてくる。
(P4上段)
このことは、よく言われることかもしれないけど、
「忠犬ハチ公」から、こんな哲学的なことって思い浮かばない。
渋谷の待ち合わせで、こんなこと微塵も考えたことない。
ちなみに、ハチの飼い主は、農学部教授の上野博士らしい。
農業土木という分野のパイオニアらしいです。
すっごく興味を持った。
あと、名古屋出身ということもあり、
の記事もおもしろかった。