発達障害から統合失調症になった

30代で診断されました。士業で開業が夢。行政書士合格済み。幻聴と戦ってます。

『UP』東京大学出版会が5月号もなんとなくいい。

こんばんは。

ヨメマスターを目指すベーグルりょうです。

 

 

私、学問に対して抵抗感あり、

教養もありません。

 

歴史、思想、自然科学全般が特に苦手な

私大文系院卒。

 

修論を書いたものの、博士課程進学のためでなく、

修士課程修了のための浅いもの。

私が大学、大学院でやってきたことは、

教育学、法学です。

浅いレベルです。

 

 

でも、こんな私でも、

東京大学出版会のPR誌である『UP』って

結構おもしろい、って思う。

f:id:eryo:20150502055645j:image  

基本的には、東京大学出版会から出る

書籍の紹介です。著者が要約をのせたり、

批評してたり。

 

5月号もいい。

中でも、「東大ハチ公物語」の不思議

という記事がおもろかった。

一之瀬正樹東京大学人文社会系教授が書いてる。

↓これの紹介記事。

東大ハチ公物語: 上野博士とハチ、そして人と犬のつながり

東大ハチ公物語: 上野博士とハチ、そして人と犬のつながり

 

 

著者は哲学者であり、カントを持ち出して、

自律や他律、エゴ、などの表現があった。

面白かったのは、

殺人病、自己欺瞞、認知バイアスヒューリスティックスなどを顧みるとき、人は必ずしも自律的に決断し理性的行動をしているのではなく、なにか他なるものに流されている、他律的な存在であるというのが真相なのではないかと思えてくる。

(P4上段)

 

このことは、よく言われることかもしれないけど、

忠犬ハチ公」から、こんな哲学的なことって思い浮かばない。

渋谷の待ち合わせで、こんなこと微塵も考えたことない。

ちなみに、ハチの飼い主は、農学部教授の上野博士らしい。

農業土木という分野のパイオニアらしいです。

 

すっごく興味を持った。

 

 

あと、名古屋出身ということもあり、

公園の中の動物園 ―名古屋市鶴舞公園附属動物園―

の記事もおもしろかった。