先日、釣り堀にて、鯉を釣っていた時のこと。
竿を垂らしてすぐのことだった。
「にーちゃん、そんなんじゃ釣れないよ」
70代のおじいさんから言われた。うーん。私は「はいー、釣れなくてもいいんです」と言ってやり過ごそうとした。
すると「だから、そんなんじゃ釣れないよ、教えてやろうか?」と。
私は手を前に突き出して「結構です」と言う。一旦、そのおじいさんは私から離れていった。
その後、何回かあたりを感じながらも、エサを取られる、というのを繰り返していた。
そこに、先ほどのおじいさんが近寄ってきて、
「言われた通りやれば釣れるのに、なんで聞かないんだ!」
と、なぜかキレられた。
その直後、あたりアリ。
座ったまま掛かった魚を上げようとしていたら、
「立って網を使えば簡単に上げられるのに!」
と大声で言われた。
完全に無視した。
意地でも座ったまま魚をあげようと頑張った。私は頑固ですから。
ガン無視したので、その後は来なかった。
良かった。いわゆる老害だ。
ううーん。私は人から教わるのは面倒だと思うタイプ。独学派。ネット調べた方が早い。
そのおじいさんは
「自分はベテランであり、若者は経験者の話を聞くのが当たり前だ」、と思っているのだろう。「聞かないヤツはバカだ」ぐらい思ってるかもしれない。
知らないおじいさんと話したくない人もいるんですよ。
「釣り堀で釣りをする」は、私には「釣り堀でゆったりした時間を過ごし、なかなか釣れないなと飽きてきて、最後には日常を省みる」こと。静かに自分の時間を楽しみたいだけ。
そういう人がいることくらい長年生きてきたらわかりそうだが。
結局60分で10匹ほど釣りまして、日常を省みる時間はあまりありませんでした。