私は広汎性発達障害である。
人と違う。
そのことにはずっと前から気づいてた。
ただ生きていくための、仕事や生活する能力が低いだけの人だと認識していた。
なんとまあ、発達障害であると30代で診断されてしまった。
60を超えた両親に打ち明けた。
しかし、話をして以来、その話題に両親から触れることはなく、
ただ「そんなことはないでしょ。障害者だなんて」という感じ。iqも普通の人の中では上位だし。
息子が障害者だなんて、嫌だろう。
私も、今3歳の息子になんらかの障害があると言われたら、受容するまでに時間がかかると思う。
診断から約2年、両親は否定し続ける。
幼い頃の私については、「かなり敏感で、感受性が強いだけで、普通だった」という。
でも、しかしである。
うちの両親と会話していると、
「ああ、この人たちも発達障害っぽいわ」
と思うことが度々ある。
昔から「超天然」と言われていた母。嫌いだけども整理整頓や掃除をせずにいられない人。とても細かい。なんでも向きを揃えるタイプ。
変わり者で、勉強や研究が得意な天才肌の父。
高校生までで地元の公立図書館の本を全部読んだらしい。図書館の本を全制覇って、大人でも無理でしょ。
あの2人を見ていると、
やはり私はなるべくしてなったのだと。
ただし、母の細かく、整理整頓できるところや、
父の好奇心や勉強関係の力は、ほぼ遺伝子しなかった。他の兄弟たちにすべて行ってしまったようだ。
学生時代の成績、学歴、職歴も飛び抜けて私だけ低い。
両親は
うちの息子、つまり孫に接している姿もかなり変わっている。破天荒なことをやりだし、3歳児が困惑する場面も。笑
また、息子は、私以上に父や母に似てきている。好奇心旺盛なところ、数字や文字に対する興味。こだわりが強いところ、自分が好きなように整理整頓されてないと怒るところ。
息子の今後を見守りたい。
私はどうやら、アスペルガーとADHDの両方をもっているようだ。
息子ももしかしたら、である。
60代までうまいことやってきた両親。
うまくやってこれた理由には、運やタイミング、本人の努力など複合的である。
私の両親の生き方は、私の今後の生き方や、息子についての参考になると思う。